ソニー・ロリンズを橋の名前に NY生まれのサクソフォン名手

 【18日付ゴッサミスト】マンハッタン区とブルックリン区を結ぶウィリアムズバーグ橋に、ジャズミュージシャンのソニー・ロリンズの名前を付けようとの運動が広がりをみせている。ニューヨーク市議会のステファン・レビン議員(民主)が改名の法案を提出、ブルックリンのエリック・アダムス区長もニューヨーク州議会に働きかけている。
 ロリンズはニュー
ヨーク生まれの87歳。サクソフォンの名手として知られ、今も健在だ。売れっ子になりたての1959年から61年にかけて、ハーレムでの活動を休止して同橋でサクソフォンを吹き、1日に16時間を橋の上で過ごすこともあった。2015年4月23日付のニューヨークタイムズ日曜版にロリンズは、「練習するのには最高の場所。空に向かって吹くと、見違えるほど響きが良くなる」との手記を寄せている。
 橋の改名は最終的に州政府が決定する。アダムス区長は、「米国を代表するミュージシャンの1人であるロリンズの功績をたたえる努力に一役買いたい」として、後押ししている。
 トライボロー橋はロバート・F・ケネディ橋に改名されており、ウィリアムズバーグ橋がソニー・ロリンズ橋になる可能性は十分あるとみられている。

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