ひき逃げにもアラートを テキストで市民に発信

 【15日付amニューヨーク】ニューヨーク市内でひき逃げ事件が相次いでいることを受け、ニューヨーク市交通委員会はひき逃げ防止アラートの導入を強く呼び掛けた。
 ひき逃げアラートは、誘拐事件が発生した際に発信される「アンバーアラート」と同じ仕組みで、ひき逃げ事件が起きた際、テキストメッセージを通して事故発生を市民に知らせるもの。昨年ひき逃げ事故に巻き込まれ死亡した、スペイン語放送のラジオDJ、ジーン・ポール・ゲレロさんの名前が付けられた同案は、同委員会の代表を務めるイダニス・ロドリゲス市議会議員(民主)が提案。今月14日、マンハッタン区ユニオンスクエアで34歳のレストラン従業員、アドリアン・ブランクさんがひき逃げで死亡する事故が起きたことを受け、導入を急ぐよう強調した。

11. 16 Update

 市議会は16日、同案を47−0で可決した。
 ひき逃げが発生してから12時間以内に、犯人および犯人が運転する車の情報などを知らせるアラートが発信される。