DV被害者支援サイト開設 虐待の兆候識別方法など説明

 【8日付メトロニューヨーク】ニューヨーク市は8日、家庭内暴力(DV)被害者を支援するためのポータルサイト「NYCHOPE」を開設した。同日、市長夫人のシャーレーン・マックレイさんが記者発表した。
 同サイトでは、健全な関係の在り方や虐待の兆候の識別方法、DV被害に遭っている家族や友人の支援方法などを説明している。また、加害者に知られず被害者が安心してサイトを利用できるよう、どのページからでも他サイトに瞬時に移動できるようにした。
 市は同時に、DVへの認識を高めるためのキャンペーン「ウィーアンダースタンド」も開始した。4月第1週目までの12週間にわたり、バス停や地下鉄駅、スタテン島フェリー、ソーシャルメディアにキャンペーン広告を提示し、DV被害者に同サイトの存在を知らせる。また、同サイトを介して虐待被害者支援を行うNYCファミリー・ジャスティス・センターやクカウンセリング施設、シェルターなどへ誘導する。
 同サイトおよびキャンペーンは、マックレイさんおよびNYPDのジェームス・オニール本部長が共同本部長を務めるDV対策本部の提案によるもの。
 市が運営するDVホットラインは、年間8万件以上の相談を受けている。

「NYCHOPE」のトップページ

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