セントラルパークに実在女性の像を デザインの最終候補者選ばれる

 【14日付amニューヨーク】マンハッタン区のセントラルパークに立てられる女性像の最終デザイン候補が14日発表された。
 セントラルパークには現在、実在した女性の像は一体もない。これを受けフェミニスト団体と地元のガールスカウトが、19世紀に女性の参政権を求めるなど女権運動のリーダーとして活躍したエリザベス・キャディー・スタントンとスーザン・B・アンソニーの像を建てるための取り組みを開始。ガールスカウト第3746団と3482団は銅像を建てるため、クッキーを販売し5000ドル(約53万円)の資金調達に成功した。全部で91のデザインが提案されていたが、最終候補に残ったのは5つ。実際に銅像になるデザインは7月に発表される予定。
 女優サラ・ジェシカ・パーカーさんの娘たちもガールスカウトとしてこの取り組みに協力している。パーカーさんは「娘たちが歴史的な出来事に参加していることを誇りに思う。銅像を建てることによって多くの人が女権運動の歴史に触れることができる」と話した。ニューヨーク州のガールスカウトをまとめるメルディッサ・マスカラさんも、「ガールスカウトとして社会運動に関わることも学んでほしい」と話している。

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