ホスト情報、NY市へ届け出義務に エアビー取り締まり強化条例案を作成

 【15日付カーブドニューヨーク】ニューヨーク市議会は、民泊サイト大手エアビーアンドビー(Airbnb)の取り締まりを強化するための条例案を作成中だという。
 条例案では、部屋を短期で貸し出すホストに対し、氏名、現住所、貸し物件の所在地を、ビル・デブラシオ市長室の特別執行課に届け出ることを義務付ける。これにより市は、ホストが自宅の部屋を貸し出しているのか、または違法ホテルを運営しているのかを見分けることが容易になるという。また、ホストが住宅全体を貸し出すのか、一部の部屋のみを貸し出すのかを届け出の対象とすることも検討されている。
 届け出を怠ったホストに対する罰金額などは未定。同条例案は、今後1カ月以内に議会に提出される見通し。
 コリー・ジョンソン市議会議長(民主)は「エアビーアンドビーは、違法リスティングのデータの公開を拒んでいる。手頃な価格の住宅が違法ホテルとして貸し出されることを防ぐために、同社が怠っている作業を議会で進めなければならない」と述べた。
 同社は既に同条例案に反対する意向で、「ロビー団体のホテル業界を満足させ、真面目に働くニューヨーカーを怯えさせるための作戦の1つに過ぎない」と批判している。

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