万引き男に過剰な暴行 警備員、無登録での勤務発覚

 【17日付ニューヨークタイムズ】マンハッタン区ローワーマンハッタンのディスカウント百貨店、センチュリー21の警備員ウィルソン・M・アコスタ被告(24)が17日までに、万引きをした男に過剰な暴行を加えたとして暴行罪で起訴された。
 軽窃盗罪および盗品の不法所持罪で起訴されたビクター・ロバートソン被告(19)は11日夜、コートランド通り22番地の同店で高級ファッションブランド、プラダの靴2足850ドル(約9万4000円)相当をバックパックに入れ、支払いをせず店を出ようとしたため警報機が鳴った。万引き監視員のアコスタ被告は店の裏までロバートソン被告の後を追い、首を絞め、壁に押し付け殴るなどの暴行を加えたとされる。
 ニュージャージー州のブライアン・フレイザーさん(37)が撮影した映像には、「息ができない」と叫ぶロバートソン被告や「彼から手を放して」と叫ぶ女性の姿が映っている。フレイザーさんが映像をツイッターに投稿し、メディアで広まったことで事件が明るみに出た。
 同店には128人の警備員が勤務しているが、アコスタ被告の警備員登録は2015年に失効していたという。
 ロバートソン被告には11回の逮捕歴がある。アコスタ被告には逮捕歴はない。

Pietro & Silvia

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