公的資金でスマホ転売6万ドル MTAの元調達本部長を起訴

 【9日付amニューヨーク】ニューヨーク州都市交通局(MTA)の公的資金を利用して入手したスマートフォンを不正転売したとして、マンハッタン区のサイラス・バンス地区検事長は9日、MTAの元調達本部長、エンジェル・バーボサ被告(48)を重窃盗罪などで起訴し、発表した。同被告の弁護士は「(同被告は)調達本部の責任者だっただけで、転売には荷担していない」と起訴内容を否認している。
 同地区検事局によると、バーボサ被告は2016年、公的資金を使って、「資材調達」の名目でアップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」63台、5万8000ドル(約642万円)相当を購入するよう部下に命令。自宅に直接郵送されるよう配送手配し、手に入れたスマホを友人に引き渡し、転売させ、利益の半分を受け取っていたとされる。
 バンス地区検事長は、「ニューヨーク州民は、公的機関の資材調達職員の購買行為に膨大な裁量を委ねている。その見返りとして、それらの職員は納税者が納めた税金を正当に公平に使う義務がある」との声明文を発表した。
 バーボサ被告は13年から17年にMTAに勤務。入社の際、以前務めていたニューヨーク大学の給与額について偽造明細書を作成し、実際より3万ドル(約332万円)高く申告、MTAで受ける給与額を不正に引き上げたとして公文書偽造罪でも起訴されている。

Kārlis Dambrāns3-1

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