「習い事」クラスが多様化 バグパイプからウルドゥー語まで

 【23日付ウォール・ストリート・ジャーナル】ディスクジョッキー、すし作り、ロボット開発、バグパイプ、ウルドゥー語に吹きガラス。ニューヨーク市では、子どもの「習い事」が多様化している。
 市内の子ども向けのクラスを紹介するサイト「キッズパス」の創業者、ソロモン・リオウさんは「市内にはあらゆる分野で活動する専門家がいる。子どもにそのノウハウを教えたいという思いと、子どもの習い事に独自性を求める保護者の希望が一致し、多様なプログラムが生まれる」と話す。同サイトは月会費49ドルで、2万種類のクラスの中から2つから3つを選択できる仕組みだ。
 マンハッタン区で介助犬の訓練方法を教える「フロリック」の受講料は10回で850ドル。子ども向けの演劇クラスを運営する「クリエイティブステージ」では11回550ドルで即興コメディーや衣装デザインの手ほどきを行う。
 著名スターの顔を刺しゅうする手芸やヒップホップダンス、ヨガなどのクラスを開くクイーンズ区の「プレーデー」は9月、マンハッタン区に2校目を開業。3校目に向けても準備中だ。5年以内に市内20カ所に展開する予定だという。創業者のグレゴリー・オクシュテヤンさんは「子どもたちみんながサッカー好きではない」と、多様な選択肢を提供することの大切さを語った。

キッズパスの公式ホームページより