スターバックス「プリンチ」開店控え ミラノ発、まきがまで焼くベーカリー

 【23日付amニューヨーク】米コーヒーチェーン大手のスターバックスが提携するイタリアンベーカリー、プリンチがマンハッタン区ミッドタウンのパラマウントプラザでの開店を控えている。
 プリンチは1986年、イタリア・ミラノ市で創業。まきを使ったかまどで焼くフォカッチャやピザで人気となった。2016年にスターバックスが出資し、ライセンス契約を締結してワシントン州シアトル市やイリノイ州シカゴ市に出店した。
 ニューヨークの店舗でも、イタリア産の小麦粉やオリーブオイルを使い、常時かまどで焼いて本場の味を提供する。メニューは時間帯によって異なり、朝食にはラズベリージャムを挟んだコロネッティ、ランチはフォカッチャのサンドイッチやピザ。おやつにはタルトやティラミスを出す。カフェでは特製ブレンドコーヒーやイタリア産ビール、ワインが飲める。既成のメニューから注文できるが、店員と言葉を交わしながら食材を選び、好みのサンドイッチも作れる。「本場のベーカリーを体験できる」とスターバックスの広報担当、ニコラス・サンポーナさんは自信満々だ。

Update 10.25
 【25日付amニューヨーク】スターバックスは25日、26日に予定していた開店が遅れると発表した。最終調整が必要とし、数週間以内にオープンするという。

プリンチの公式ホームページより