溝に落ちた婚約指輪、警官が発見 英国人カップル「さすが、NY」 

 【2日付ニューヨークタイムズ】マンハッタン区タイムズスクエアの歩道の溝に落ちた婚約指輪が、ニューヨーク市警察(NYPD)の警官によって発見され、めでたく英国人カップルのジョン・ドレナンさん(36)とダニエラ・アンソニーさん(34)の元に返されることになった。
 ドレナンさんはアンソニーさんと交際を始めて10周年記念の11月30日、同区セントラルパークでプラチナにダイヤモンドをちりばめた婚約指輪を見せてプローポーズ。その夜、2人が幸福の絶頂でタイムズスクエアを歩いているとき、指輪はアンソニーさんの指から抜け、鉄格子の間から溝に落下。2人は必死の思いで探したが見つからず、通りがかったNYPDの警官に助けを求め1時間ほど待ったが、指輪は見つからなかった。落胆した2人は名前も告げずに立ち去り、失意のうちに帰国した。
 NYPD緊急サービス班が婚約指輪を見つけたのは、翌日の午前10時30分。NYPDのツイッターで告知したところドレナンさんから連絡があり2日、落とし主であることが確認された。「信じられない。さすがニューヨーク」とドレナンさんは大喜び。
 2人は、帰国後に買った新しい指輪を返品し、その代金でニューヨークに「帰り」、指輪を見つけてくれた警官に一杯おごりたいと考えているという。

ドレナンさん(左)とアンソニーさん。
NYPDのツイッター(@NYPDnews)より