チェルシーの低所得者向け住宅 取り壊して民間業者と共同で再建

 ニューヨーク市住宅局(NYCHA)は、マンハッタン区チェルシーにある低所得者向け住宅2棟を取り壊し、民間開発業者と共同で新たな住宅を建て直す計画を検討している。政治ニュースサイト、ポリティコが21日、報じた。
 ビル・デブラシオ市長は昨年11月、官民パートナーシップによる市の6万2000戸の公営住宅の修繕を発表、また同12月には、240億ドル(約2兆6827億円)を投入し10年間をかけた全面的改修を発表していた。
 記事によると新たな計画では、同区チェルシーにある低所得者向け住宅チェルシー・フルトン・ハウスの最も小さいビル2棟を取り壊し、大型住宅ビルを1棟、民間業者と共同で建設する。地価による利益は5年間で約1億6800万ドル(約188億円)が見込まれ、同集合住宅群の修理費を十分賄えると推測。新たに建設される住宅の70%の家賃は市場価格で、残りの30%は低所得者向けとなる。
 同サイトが関係者の話として報じたところによると、計画は暫定的なもので、NYCHAの資金調達に対応するための異なった選択肢も検討されている。同計画は、レンタル・アシスタンス・デモンストレーション(RAD)連邦制度の一環。市は現在、RADと共同でブルックリン区とマンハッタン区で、約4億ドル(約447億円)をかけ約2400戸のNYCHAの住宅の改良を進めている。