口止め料事件 捜査終結 トランプ氏へ疑惑残る

 2016年大統領選で、トランプ氏が不倫関係を持ったとされる女性2人に口止め料を支払ったとする選挙資金法違反を巡る捜査が終結した。マンハッタン区の連邦判事が17日、報道機関に通達した。
 トランプ氏の元顧問弁護士、マイケル・コーエン受刑者は口止め料の支払いと同法違反の罪を認め、禁錮3年の判決を受けて服役中。コーエン受刑者は「トランプ氏の指示で口止め料の支払いを手伝った」と証言していた。しかしこの疑惑を巡り、トランプ氏やその側近、一族が経営するトランプオーガニゼーションの幹部らを新たに訴追するかは明らかにされていない。同区にあるコーエン受刑者の事務所や自宅などに昨年4月に捜索が入った際の召喚状や資料も公開された。