アマゾン、NY新拠点で模索 複数の場所で検討と報道 

 (1面から続く)ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、マンハッタン区5番街にあったロード&テイラー旗艦店の跡地ビルを全て使えば、4000人ほどの従業員が入るスペースが確保できる。ビルの1部を使う案もあるという。
 アマゾンはニューヨーク市内の新拠点候補に複数の場所を検討してきた。同紙によると同区ペンステーション近くのジェームズ・ファーレー郵便局も候補に上がったという。同社は既に、市内の複数のオフィスビルに5000人以上の従業員を抱える。ロード&テイラーの旗艦店跡のビルに入居することになった場合、従業員を集約するのか、新たなオフィスとして新規雇用を生むのかは明らかにされなかった。
 24日にはクレインズニューヨークが、アマゾンがブルックリン区サンセットパークのインダストリーシティー内に大規模な配送施設を新設する可能性があると報じていた。100万平方フィート(約9万平方メートル)のスペースを借りることに興味を示したという。
 WSJによると、マンハッタン区を「東のシリコンバレー」として拠点を広げるテック関連企業はアマゾンだけではない。グーグルを傘下に持つアルファベットは最近、ローワーマンハッタンに130万平方フィート(約12万平方メートル)のスペースを借りることで合意。フェイスブックやウーバーテクノロジーズも大規模なオフィススペースを探しているという。

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