銃乱射事件の学校名と弾痕 スウェットシャツに非難集まる 

 マンハッタン区で開催中のニューヨーク・ファッション・ウィークで13日、ストリートウェアを製造販売するアパレル会社ビーストロイ(Bstroy)が、銃乱射事件が起きた学校名と銃弾の弾痕をデザインしたスウェットシャツを発表。スウェットシャツの写真を今週、同社のインスタグラムにアップしたところ、ソーシャルメディアや銃乱射事件の被害者の遺族、生存者などの間から激しい非難が寄せられた。ニューヨークタイムズが19日、報じた。
 ファッションショーで発表された4色のスウェットシャツは、胸元にロゴが入った「どこにでもある」スウェットシャツのように見える。しかしよく見ると、ロゴは、コロンバイン、サンディフック、マージョリー・ストーンマン・ダグラス、バージニアテックなど銃乱射事件が起きた学校の名前で、弾痕まで施されている。
 ダグラス高校の銃乱射事件で14歳の娘を亡くしたジェイミー・ガッテンバーグさんは17日、「気分をひどく害された。ビーストロイの関係者を知っていたら、すぐにやめるように言って」とツイートした。
 一方で、「スウェットシャツは銃規制に対する注意を喚起する」と擁護する声も上がっている。

ビーストロイのインスタグラム(bstroy.us)より