ジュリアーニ氏、離婚和解が成立 贅沢な暮らしぶりも露呈

 

 元ニューヨーク市長でトランプ大統領の顧問弁護士を務めるルドルフ・ジュリアーニ氏と元妻ジュディスさんとの間で10日、離婚の和解が成立した。マンハッタン区のニューヨーク州高位裁判所で来年早々から始まる予定だった離婚訴訟の公判を避けるため、同意に至ったようだ。ニューヨークタイムズが10日、報じた。
 2人は既に別居し、ジュリアーニ氏はジュディスさんに毎月4万2000ドル(約456万円)を支払っていた。しかし、同氏の年収が数百万ドルに上っていたため、ジュディスさんは、「支払額が不足」として申し立てていた。
 ともに「バツ2」のジュリアーニ氏とジュディスさんは2003年に結婚。泥沼の離婚劇は約1年半にわたりタブロイド紙を飾った。
 公判前の手続きから、2人が所有する6軒の家と11のゴルフ場会員権、ジュリアーニ氏が葉巻代に1万2012ドル(約131万円)、万年筆に7131ドル(約77万円)を費やし、月に23万ドル(約2500万円)の支出があることなど、贅沢な暮らしぶりも暴露された。
 ジュディスさんは、ジュリアーニ氏がトランプ大統領の顧問弁護士を無料で引き受けたのは、将来の扶養手当の額を引き下げるためと批判。また、元夫の女性関係を名指しで非難する場面もあったという。
 和解の詳細は公開されていない。