「春節」行事、一部中止に コロナウイルスの影響受け

 クイーンズ区フラッシングのチャイナタウンで行われる予定だった、中国の旧正月を祝う「春節」のイベントや集会が一部中止になるという。新型コロナウイルス肺炎の感染拡大を警戒しての措置。各メディアが29日、報じた。
 フラッシングのタウンホールでは恒例の催し物「バザール」を2月1日に開催する予定だったが29日、ウイルス感染を懸念し中止を発表。約1000人が来場するというバザールの中止で損失は2万ドル(約200万円)に及ぶという。タウンホールの代表、エレン・コデタクさんは、「住民の健康が最優先」と話した。
 一方で、コロンビア大学の疫学教授、スティーブン・モールスさんは、市内で感染者が確認されていないことから、「パニックになる必要はない」と、冷静になるよう呼び掛けている。