神奈川県の魅力と鎌倉禅 ジャパン・ソサエティー

 ジャパン・ソサエティー(JS)は、「ゲット・トゥ・ノウ・ジャパン(Get to Know Japan)」シリーズの5回目「神奈川県」を、1月23日と27日に開催。神奈川県の魅力を紹介した。
 23日は、トーク「歴史と文化が息づく魅惑の国際都市」と試食会を行い、約260人が参加した。トークでは、神奈川県北米事務所の鈴木仁史さん、メーカーズシャツ鎌倉の貞末奈名子さん、小田急電鉄の野田健一さんが、それぞれの分野から神奈川県について紹介。試食会では、三崎港のマグロ丼をはじめ、創業1857(安政4)年創業の泉橋酒造と1872(明治5)年創業の熊澤酒造の日本酒、神奈川県の銘菓、名産品などが振舞われた。
 27日は、講演会「健康と病気の間『未病』のセルフケア法」を開催。神奈川県国際観光課の笠原航さん、湘南鎌倉総合病院の下山ライさん、株式会社ベネクスから片野秀樹さんが、毎日の生活の中で「未病」の改善に役立つセルフケア法について話した。続いて行われたトーク「鎌倉禅:禅と武士文化」では、鎌倉浄智寺の朝比奈恵温住職、イーロン大学宗教学部のパメラ・D・ウィンフィールド准教授がスピーカーとして登壇。ウィンフィールド准教授は、スライドを上映しながら鎌倉時代の権力者に庇護され発達した鎌倉の禅宗について解説した。朝比奈住職は、ウィンフィールド准教授と対談形式で浄智寺での修行について語った。朝比奈住職は、「学歴や経歴、己の我を捨て去り、透き通った心になる」ことから修行を始めるが、修行僧にとってはそれが最も困難なことの1つと話した。

ウィンフィールド准教授(左)と
朝比奈住職(photo: Asami Kato / 本紙)


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