児童養護施設の子どもの数減少 NY市で過去最低

 ニューヨーク市内の児童養護施設で暮らす子どもの数は今年、過去最低となる7862人。2010年の約1万7000人と比べ約9000人減少した。ニューヨーク市児童サービス局(ACS)がこのほど明らかにした。
 ACSのデビッド・ハンセル局長によると、里親の数を増やす市の取り組みが功を奏したという。ACSは薬物やアルコール中毒などメンタルヘルスの治療、家庭内暴力防止のためのカウンセリングを約2万4000の家庭に提供している。

1995年に市内の児童養護施設で暮らす子どもは約5万人だった。2019年における子どもの施設滞在期間は、17年と比べて22%減少している。写真はイメージ