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ニューヨークを拠点に活動する非営利の乳がん啓発団体、BCネットワークは4月11日、ビデオ通話アプリ、ズームを使って、春の恒例イベント「第13 回乳がんシンポジウム@NYC」を開催した。テキサス州MDアンダーソンがんセンター、腫瘍内科教授の上野 直人さんや、コロンビア大学病院産婦人科准教授の常盤 真琴さん、プロェッショナルスピーカーのリップシャッツ信元 夏代さんを講師に迎え、乳がんに関する啓発情報を3部に分けて講演。FCIニューヨークのアナウンサー、久下香織子さんが司会を努めた。
上野さんは「患者のパワーが治療を変える」を題材に、医者とのコミュニケーションやヘルスリテラシーの他、がん治療で回復のポイントとなる患者力の向上について紹介した。

次に常盤さんは「ニューヨークで婦人科検診に行ってみよう」をテーマに、米国と日本の病院の予約や受診の流れ、薬の処方に至るまで、両国間の違いについて話した。そしてリップシャッツ信元さんは、自身が経験したがんの治療や克服するまでをストーリー形式で紹介。言語化して聞き手とつながることの重要性について語った。
同イベントの代表、山本眞基子さんは最後に「新型コロナウイルス感染の外出制限に伴い予定を変更してオンラインでの開催となったが、54人も参加してくれた。感謝しています」と笑顔で挨拶した。同イベントの動画は公式ホームページ(https://bcnetwork.org)から誰でも閲覧できる。
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