オランダの高校生が帆船で帰国 コロナで空路断念、大西洋横断

 【ブリュッセル共同】カリブ海での帆船実習に参加したオランダの高校生25人が、新型コロナウイルス問題のため、帰国便に乗る予定だったキューバで寄港を拒否され空路で帰れなくなった。主催者は帆船で大西洋を横断することを決め、船は26日、オランダ北部ハーリンゲンにたどり着いた。船員12人、教官3人とともに感染者はいなかった。欧米メディアが伝えた。
 オランダでは約3万8千人の感染が確認され、約4500人が死亡する中、外出制限を続けている。出迎えた母親は「娘は船に戻りたくなるだろう。家に閉じこもる生活は大変退屈だから」と話した。

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