米、制限緩和で死者2倍と推計 ワシントン大チーム

 【ワシントン共同】新型コロナウイルス感染による米国の死者が、8月初めまでに13万5千人近くに上るとする推計結果を、米ワシントン大チームが4日、発表した。各州の行動制限の緩和を計算に反映した結果、4月末の推計の2倍近くと、大幅に増加した。同大の推計は米政府対策チームが参考にしていることで知られる。
 トランプ大統領は3日のFOXニュースの対話番組で「死者は10万人に上るだろう」と話し、6万5千人程度としていた従来の発言を修正した。大統領選をにらんで経済活動再開を急ぎ、各州で制限緩和の動きが活発化しているが、防止策が引き続き重要であることが浮かび上がった。

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