米ワシントンを51番目の州に 下院で法案可決、上院は反対へ

 【ワシントン共同】米下院本会議は26日、首都ワシントン(コロンビア特別区)に51番目の州の地位を付与する法案を野党民主党の賛成多数で可決した。米メディアによると、連邦議会で同種法案が可決されるのは初めてだが、上院では多数を占める与党共和党が反対する方針で成立の見通しはなく、象徴的な動きにとどまりそうだ。
 ワシントンの人口は約70万人で、西部ワイオミング、東部バーモントの2州よりも多い。だが国政では投票権のない代表1人を下院に送ることができるだけ。税金は納めるのに市民の意見を国政に反映できないのは公正ではないとの不満が根強い。

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