NYPDの警察学校に新人900人  予算削減で昨年より人員不足

 新型コロナウイルスの影響ならびに警察の暴力に対する抗議運動に対応した警察への予算削減の打撃を受け、ニューヨーク市警察(NYPD)が、人員不足に直面している。ニューヨークポストが23日、報じた。NYPDのダーモット・シェイ本部長は同日、警察学校(ポリスアカデミー)の11月のクラスに、900人の新人警官が入隊することを発表した。同ウイルスの影響による財政赤字に対応するためや、ミネソタ州でジョージ・フロイドさんが警官に死亡させられた事件後の抗議運動で、警察への予算削減を求める声が高まったことを受け、ニューヨーク市議会は、市の881億ドル(約9兆2240億円)の予算のうち、NYPDの予算を10億ドル(約1049億円)削減した。予算削減には、7月のポリスアカデミーの中止も含まれていた。市には現在、3万4200人の警官が勤務しているが、新人警官900人が加わっても、昨年同時期の3万6900人より、およそ1800人少なくなる。ブロンクス区を代表するフェルナンド・カブレラ市議会議員(民主)は、「市における犯罪の増加に驚いているが、ポリスアカデミーに新人が加わったことは、すべての市民にとって歓迎すべきことだ」と激励した。一方、警察慈善協会のパトリック・リンチ会長は、「新人警官が加わっても、人員不足に変わりない」と指摘している。

 

写真はイメージ(Photo: Yurika Fukagawa / 本紙)
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