NY州郊外で共和党候補善戦 「トランプ攻撃に終始した」民主党に反省の声

 ニューヨーク州郊外で 、共和党候補が善戦している。民主党は連邦下院議員選挙で3議席奪取を目指していたが、期待はずれにおわりそう。民主党現職が苦戦している選挙区もある。民主党が絶対多数を狙っていた州上院でも侵食が起こりそうだ。ニューヨークタイムズが4日、報じた。

 ニューヨーク州では現在も100万通を超える郵便投票の開封が続いており、結果が不透明な選挙区もある。しかし、郊外で共和党候補の善戦が目立っている。こうした共和党候補はトランプ大統領と距離を置きつつ、「法と秩序」を強調。民主党候補と「警察予算の削減」「急進派」を 結びつけて攻撃を繰り返した。スタテン島とブルックリン区の一部を含む選挙区では、民主党の現職、マックス・ローズ下院議員が「警察嫌い」との中傷を受け、劣勢。ロングアイランド南部の選挙区では、共和党候補が、引退するピーター・キング下院議員の議席を確保しそうな勢いだ。

 それでも、ニューヨーク州は民主党の牙城。ブロンクス区とロックランド郡では、同性愛者であることを公表した黒人下院議員候補がともに当選している。ただ、民主党のストラテジスト、ブルース・ジョリー氏からは、「トランプ攻撃に終始した。有権者の心を捉える政策の提案ができなかった」との反省の声も聞かれる。

>>> 最新のニュース一覧はこちら <<<

タグ :