ホームレス対住民、チェルシー地区であつれき  デブラシオ市長の対応を批判する声も

 マンハッタン区チェルシー地区で、感染対策のため昨年春から、ホームレスがホテルをシェルター代わりに使っているが、治安が悪化したとして同地区の長年の住民や事業主との間にあつれきが生じている。amニューヨークが13日、報じた。

 ゴミのポイ捨て、薬物乱用から暴力増加まで、ホームレスに対する住民の苦情は尽きない。盗難を恐れて陳列ケースに鍵を掛けたり、営業時間を短縮したりする商店主もいる。西36丁目で働くジョエルさんは「飲んだくれては、道端に放尿。しかもマスクを着用していない」と憤る。

 これに対し、優しさと思いやりをとホームレスは訴える。「罪を償ってきたばかり。シェルターに入って、監獄に逆戻りしたような気がする」と、マイケル・シェード・ウイザースプーンさん。西36丁目のホテル・セントラルから西40丁目のフォー・シーズンズ・ホテルへ移されるという。「持って行ける荷物は2袋分だけ 。所有物の大半を失って、着るものもない」。ジョン・グリーンさんも「このところ、坂を転げ落ちるようだ。動物のように扱われている」。

 「多くは悪人ではない」と理解を示す、ビトズ・スライシズ・アンド・アイスズの共同オーナー、ジョン・アカルディさんもいる。「精神障害者が多数いる。これが真因。シェルターで、治療すべきだ」とデブラシオ市長をやり玉にあげる。

少年がフェイスブックに投稿した動画

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