奈良の放火殺人、無罪主張へ

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 奈良県橿原市のアパート一室で2019年11月、住人ではない男性の焼死体が見つかった事件で、殺人や現住建造物等放火などの罪で起訴された住人の竹株脩被告(21)が、今月10日から奈良地裁で始まる裁判員裁判で「やっていない」と無罪を主張する方針であることが2日、関係者への取材で分かった。

 捜査関係者らによると、被告は捜査段階で「(殺す相手は)誰でもよかった」と殺人容疑を認める供述をしたとされる。奈良地検は、通行人を無差別に殺害しようとしたとみて起訴したが、公判前整理手続きで被告側は無罪主張に転じたとみられる。