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【ロンドン共同】ヘンリー英王子の妻メーガン妃が、自身の父親に宛てた私信を報じたのは不当だとして英大衆紙側に損害賠償などを求めた訴訟で、英高等法院は11日、個人情報をむやみに暴露してプライバシーを侵したと認定し、報道は違法だとする判決を言い渡した。メーガン妃の勝訴。具体的な救済内容は後日決まる見通し。
被告は大衆紙メール・オン・サンデーの発行会社で、疎遠となった父に宛てた直筆の手紙の内容などを2019年に報じたことが問題視された。
判決は、報道の大半は「私的、個人的な内容」であり、報道を正当化する相応の理由はなく「明らかに行き過ぎで違法」だとした。