食事中以外のマスク着用やCO2センサー 店内飲食による感染軽減策

 ニューヨーク市で12日から、最大収容人数を25%に制限して、レストランでの店内飲食が再開されたが、17日付のゴッサミストは、安全な店内飲食のための専門家の意見を紹介している。飲食店は、最大収容人数の制限に加え、店先での客の検温、客の連絡先の収集、従業員への保護具の提供、6フィート以上離したテーブルの配置、空気ろ過および換気システムを最低基準以上に保つことなどが義務付けられている。

 ビル・デブラシオ市長の最高公衆衛生顧問、ジェイ・バルマ博士は16日、飲食店を訪れる者に、①レストランが規則に従っているかどうかを確認、②従業員が近づいた際にはマスクを着用、③店内を歩き回らない、④食事は少人数で、家族などのごく親しい人たちに限る—など、屋内飲食による感染を減らすための指針を発表。

 コロラド大学ボルダー校のエアロゾル科学者、ホセ・ルイス・ヒメネス氏は、食事中以外は常に、高品質で、隙間ができないフィット感のあるマスクの着用を推奨。また、人数制限よりも適切な換気が重要であるとし、空間内の空気の循環を測定するための二酸化炭素(CO2)センサーの設置を勧めている。人は呼吸する度にCO2を吐き出すため、空気中のCO2レベルが高いと換気状態が悪いことがわかる。モニターを目立つ場所に設置すれば、客が入店を決めるのに役立つとのこと。

 

 

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