2020年の香港人口4.65万人減
初めて自然減を記録
2020年末、香港の人口が747万人となり、前年同月の752万人から4万6500人(0.6%)減少したと、国勢調査統計局が報告した。また、初めて人口が自然減(出生数が死亡数を下回る)に転じたことも明らかにした。
同年の人口減少は、自然減と社会減(居住者の流出が流入を上回る)で構成されている。4万3100人の出生と、4万9800人の死亡で、初めて6700人の自然減が記録された。自然減を記録したことで、将来的に少子高齢化が進むことによる懸念が高まる。
社会減においては、4万9900人の香港居住者の転出と、1万100人の片道許可保有者の転入により、3万9800人の転出超過数となった。
政府報道官によると、コロナウイルスの流行により、世界各地域で水際感染対策がとられたことにより、転入数が大幅に減少した。また、コロナ発生以前に香港を離れた住民が、香港以外の場所に留まっている可能性もあり、こうした要因が転出超過につながったとみられる。
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