王家ミイラが“引っ越し”

Published by

 【カイロ共同】エジプトの首都カイロ中心部で3日夜、古代エジプト王家のミイラ22体を新たな博物館に移送する豪華なパレードが行われた。ラムセス2世やハトシェプスト女王らのひつぎを載せた黄金の車が列をなし、ナイル川近くの通りをゆっくりと進んだ。

 エジプト観光・考古省によると、ミイラはエジプト考古学博物館で展示されていた王18体と女王4体。シシ大統領らが待つ約5キロ南の国立エジプト文明博物館に移送された。4月中旬以降に一般展示される予定。

 観光業が主要産業のエジプトは、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた。