秋のハイブリッド・ミュージックイベント 「クラシック音楽の夕べ」 日本クラブ

 

 

秋のハイブリッド・ミュージックイベント 「クラシック音楽の夕べ」

日本クラブ

 

左から、日本クラブ 事務局長の前田さん、司会のクリスティーナ・マックスウェルさん、双日米国会社社長の西原さん、ハープ奏者の安楽真理子さん、ビオラ奏者の メアリー・ハンマンさん、バイオリ二ストのブルーノ・アイヒャーさん、チェロ奏者のカリ・ドクターさん、バイオリニストのサラ・ヴォンサテルさん(Photo: Kaoruko Moyama)

 日本クラブは11月10日(水)、マンハッタン区・ミッドタウンウェストの日本クラブ会館で、インパーソンイベントとオンライン視聴を組み合わせたハイブリッド音楽イベント、「クラシック音楽の夕べ」を開催した。  今年6月に日本クラブとニューヨーク日本商工会議所がサポートをしたメトロポリタンオペラ・オーケストラの音楽家が演奏を披露。オーケストラによる弦楽四重奏と、安楽真理子さんのハープ演奏の共演で、フーゴ・ヴォルフの「イタリア風セレナーデ」、アントン・ヴェーベルンの「弦楽四重奏のための緩徐楽章」、ガブリエル・フォーレの「即興曲」Op.86、さらにエドガー・アラン・ポーの短編小説『赤死病の仮面』に基づき作曲されたアンドレ・カプレの「幻想的な物語」の4楽曲が演奏された。

 日本クラブはパンデミックの影響で昨年3月に臨時休館、イベントも全て中止となった。今年に入り徐々に活動が再開できるようになり、今回のイベントはコロナ以降初めて日本クラブ会館で開催されたインパーソンイベントとなった。会場からは約50名の参加者がビュッフェと演奏を楽しみ、約70名のオンライン視聴者が事前に受け取った特製弁当を楽しみながら自宅からバーチャル視聴をするという開催形式で、リアルとバーチャルを組み合わせたハイブリッド音楽イベントとなった。

 日本クラブ副会長の双日米国会社社長、西原茂さんは開会のスピーチの中で、「コロナ禍で精神的に疲れを感じていらっしゃる、いわゆる“コロナ疲れ”に悩む人が増えていると耳にする。新型コロナによる不自由な環境も2年近くになっており、多くの方々が未だに不安を抱えて過ごされているのではないか。音楽には人の心を癒し、リラックスさせる効果があると言われているので、今夜はぜひ世界のトップレベルの奏者による素晴らしい演奏をお聴きいただきたい。」と、イベントに込めた想いを語った。

 


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