外国人投票権の条例案可決

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共同通信
東京都武蔵野市議会の総務委で答弁する松下玲子市長=13日午後

 東京都武蔵野市議会の総務委員会は13日、日本人と同じ条件で外国籍の人に投票権を認める市の住民投票条例案を可決した。条例案は21日の本会議で採決される予定。成立すれば、同様の条例は神奈川県逗子市と大阪府豊中市に続き全国で3例目となる。

 松下玲子市長が11月、議会へ条例案を提出。参政権や安全保障問題と結び付けた批判など、インターネット上を含め議論を呼んでいる。市議の間でも意見が割れ、本会議の採決での態度を決めていない議員もいる。

 武蔵野市によると、市内に3カ月以上住む18歳以上の市民に投票資格を与える常設型の制度で、投票結果に法的拘束力はない。