80代父の死体遺棄か、兄弟逮捕

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共同通信
兵庫県警本部

 兵庫県警明石署は22日、80代の父親とみられる遺体を約2年間、自宅で放置したとして死体遺棄容疑で同県明石市の会社員山田和人容疑者(49)と無職の弟、拓人容疑者(42)を逮捕した。

 拓人容疑者は「父の年金を頼りに生活していたので黙ったままにしていた」と認めているが、和人容疑者は「父が死んでいたことは知らなかった」と否認している。

 逮捕容疑は2019年12月ごろ、父親とみられる遺体を放置した疑い。同署によると兄弟と父親は3人暮らし。遺体は自宅の1階和室で見つかり、ミイラ化していた。目立った外傷は確認されていない。同署が死因や経緯を調べる。