尾身会長、複数の地点で感染開始

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共同通信

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は23日、記者会見し、新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」に関して、「国内では面的広がりは考えにくいが、複数のスポット(地点)で既に感染が始まっている」との見解を述べた。

 オミクロン株は英国や南アフリカなど海外の流行地域での報告を踏まえると、「いわゆる市中感染が始まると急速に感染拡大する可能性がある」と述べ、危機感を示した。

 また年末年始は1年のうちで最も感染が拡大しやすい時期だとして、「帰省や旅行は慎重に検討してほしい」と呼び掛けた。