無人運航の観光船、離島へ

01/11/2022

　日本財団と横須賀市などは11日、小型観光船「シーフレンドゼロ」（全長14メートル）が同市中心部と無人島・猿島間の約1.7キロを無人運航する実証実験を公開した。日本財団は、小型観光船による同様の実証実験は世界初としている。

　船は市内のターミナルを出発してから、猿島の桟橋に到着するまで自動航行。搭載した複数のセンサーで前方の船を検知し、自律操船システムにより進路を変更して避ける手順も確認した。

　日本財団は2020年2月に無人運航船の開発プロジェクトを開始した。実証実験を繰り返し、25年の本格的な実用化を目指している。