地元言語で議会発言可能に

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共同通信

 【パリ共同】フランス西部ブルターニュ地域圏のシェネジラール議長は、地域圏議会の議場で地元の言語であるブルトン語などで発言することが可能になると明らかにした。フランス語への同時通訳が行われる。7日付の地元紙ウエスト・フランスなどが伝えた。

 話者が減少する言語の継承と地位向上を図る取り組みの一環で、シェネジラール氏によると、フランスで初の事例。歴史的にブルターニュの西部で話されてきたケルト系ブルトン語と、東部のラテン系ガロ語の同時通訳が用意される。

 これまで議場で議員が両言語を使う際、自らフランス語に訳さなければならなかった。