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NYCフェリーの運賃改定
9月12日から

ニューヨーク市のアダムズ市長は14日、NYCフェリーの料金を9月12日から変更すると発表した。同日、ゴッサミストが報じた。
旅行者を含む一般料金は片道2ドル75セントから4ドルに引き上げ、低所得者層や65歳以上は1ドル35セントに引き下げる。10回分の回数券を27ドル50セントで導入。回数券では1回あたりの価格を据え置く。1ドルの自転車料金は徴収をやめる。
2015年、デブラシオ前政権下で運行を開始したNYCフェリー。年間600万人以上が利用しているが、補助金の割に利用者が少ないと批判が出ている。最近のランダー会計監査官の調査で、15年以降2億4400万ドルの経費報告漏れも指摘された。片道料金2ドル75セントに対し、市が12ドル88セントも補助している計算になる。
アダムズ氏は「フェリーは裕福なニューヨーカーのためにあるのではない」とコメント。MTAの公平な料金プログラムに習って低所得者層の利用を増やしたいと説明し、この料金変更で200万ドルの増収を見込んでいることを明らかにした。これに対し、アダムス市議会議長は「公平な料金達成は素晴らしい」と支持を表明して楽観的。ただし、市経済開発公社(NYCEDC)のキンボールCEOのように「高インフレの中、計算通りにいくかは不明」とする悲観的な声もある。


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