集団自決証言の金城重明さん死去

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共同通信
インタビューに答える金城重明さん=2007年6月

 元沖縄キリスト教短期大学長で、太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた「集団自決」の体験を法廷で証言した金城重明(きんじょう・しげあき)さんが19日午前10時18分、急性心不全のため那覇市内の病院で死去した。93歳。沖縄県出身。葬儀は近親者のみで執り行った。喪主は妻恵美子(えみこ)さん。

 太平洋戦争末期の1945年3月、米軍が渡嘉敷島に上陸した際の住民の集団自決を生き延びた。

 国による教科書検定の違憲性を訴えた家永教科書訴訟や、旧日本軍が集団自決を命じたとする大江健三郎さんの著書「沖縄ノート」を巡る訴訟で法廷に立ち、軍が住民に手りゅう弾を配ったことなどを証言した。