伊勢神宮大宮司が就任会見

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共同通信
記者会見する伊勢神宮大宮司の久邇朝尊氏=31日午前、三重県伊勢市

 伊勢神宮(三重県伊勢市)大宮司の久邇朝尊氏(62)が31日、同神宮で就任の記者会見を開き「祭祀や精神を継承するため、時代に応じ新たなものを柔軟に取り入れ、工夫を重ねることが肝要だ」と抱負を語った。

 7月5日に就任した。上皇ご夫妻の長女で祭主を務める黒田清子さん(53)の下で神事をつかさどる。久邇氏は「時間をかけ神宮の伝統や歴史を学び、先例を研究していきたい」と述べた。

 1983年に学習院大を卒業後、三菱商事に入社。その後、同社と双日が出資する鉄鋼商社で監査役を務め、昨年6月に退任した。

 久邇家は旧皇族で、父邦昭氏(93)も大宮司を務めた。