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共同通信
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ロシアのプーチン大統領は31日、前日に死去したゴルバチョフ元ソ連大統領の遺族らに弔電を送り「世界の歴史の歩みに巨大な影響を与えた政治家だった」と哀悼の意を表した。インタファクス通信によると、ゴルバチョフ氏の娘イリーナさんは同日、葬儀は9月3日に営まれると述べた。告別式はモスクワ市内のホールで執り行われる。
ゴルバチョフ氏は、ロシアのウクライナ侵攻に反対していた。侵攻は自らが唱えた東西欧州の分断解消を目指す「欧州共通の家」の理念に反し、ソ連最初で最後の大統領として推進した社会民主化や国際協調の路線もプーチン政権下で霧散し、ことごとく後退の一途をたどる。