ブルックリンで恒例のアートイベント 日本人アーティストも参加 ブッシュウィック・オープン・スタジオ

 

 

ブルックリンで恒例のアートイベント
日本人アーティストも参加

ブッシュウィック・オープン・スタジオ

 

八木 秀人氏。写真右の作品が『100% of love for children』。

 

 毎年ブルックリン・ブッシュウィックで開催される恒例のアートイベント「ブッシュウィック・オープン・スタジオ(BOS)」が9月16日〜18日の3日間に渡り開催された。ブッシュウィックにスタジオを構える約100名のアーティストのスタジオが解放され、一般の人が作品を近くで見学したり、アーティストとの交流ができる機会となった。

 東京を拠点にニューヨークにも活躍の場を広げる日本人アーティストの八木秀人氏も、本イベントに参加したアーティストの1人。元々巨大な工場だった建物を100名以上のアーティストが入居するスタジオとして生まれ変わらせた56 Bogart。その3階にあるスタジオを訪れると、一般客や仲間と和やかに会話をしながらスタジオを案内する八木氏の姿があった。1枚1枚カッターで裁断した紙とスチレンボードを積層するスタイルが特徴の八木氏の作品。今回公開した作品について「作品に込めるメッセージの階層をこれまで以上に深めたかった」「新作だけでなく、過去に完成した作品もブラッシュアップし新しい作品へと深化させるチャレンジをした」と語った。『100% of love for children』は過去に一度発表した作品の上に重ねて制作を続けている作品の1つ。「もっと絵に魅力や強さを込めたい」と語り、オープンスタジオ中も作品に手を加える八木氏の制作の様子を、スタジオを訪れた人々が興味深そうに見つめていた。

 

一般公開したスタジオで作品に手を加える八木氏


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