詐欺容疑者は厚木市長の次男

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共同通信
送検のため、横浜・保土ケ谷署を出る小林伸吾容疑者=29日午前10時5分

 神奈川県厚木市の小林常良市長(73)は29日、国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金を詐取したとして詐欺容疑で逮捕された住所不定、職業不詳小林伸吾容疑者(45)が、自身の次男だと明らかにした。市長は「容疑が事実であれば到底許されず、取り調べに真摯に向き合ってほしい」とのコメントを出した。

 県警は27日、受給資格のない人の名義で給付金を申請し、100万円を詐取した疑いで小林容疑者ら3人を逮捕。小林容疑者がリーダー格とされ、総額約1億円を詐取したとみて調べている。交流サイト(SNS)に「手数料を払えば申請を代行する」と投稿し、希望者を募っていたという。