中国、党大会控え民主派抑圧

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共同通信
13日、北京市内の高架橋に掲げられた抗議の横断幕と立ち上る黒煙(ロイター=共同)

 【北京共同】16日開幕の第20回中国共産党大会を控え、当局は15日までに民主派らへの抑圧を強めた。新型コロナ対策も党大会に備えた“首都厳戒”の格好の手段となっているようだ。

 複数の人権派弁護士は取材に、当局者に行動を監視されたり、警察に連行されたりしたと明かした。民主活動家胡佳氏は13日、当局者に北京から内陸部へ連れ出された。

 13日には北京の高架橋にコロナ対策や習近平総書記(国家主席)を批判する横断幕が出現し、掲げた人が連行されたもよう。騒ぎの後、各所の高架橋で一斉に警備が強化された。画像や映像がSNSで拡散、国内では徹底した情報統制が敷かれた。