米通信当局に宇宙担当新設

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共同通信

 【ワシントン共同】米連邦通信委員会(FCC)は3日、宇宙局を新設すると発表した。宇宙分野は民間投資が伸び、中国との競争激化も見込まれているため態勢強化により、民間を含めた米国の国際競争力向上につなげる狙いがある。

 FCCによると、新しい衛星の申請は過去2年間で6万4千件に上り、昨年の企業による宇宙分野への投資は100億ドル(約1兆5千億円)を超えて過去最高だった。ローゼンウォーセル委員長は、宇宙局創設によって「宇宙分野の米国の指導力を支える」としている。

 中国の習近平国家主席は「宇宙強国」を目指すとしており、独自の宇宙ステーション建設も進めている。