リステリアの原因、肉とチーズ NYなど6州で16人感染、1人死亡

 

 

リステリアの原因、肉とチーズ

NYなど6州で16人感染、1人死亡

 

リステリア菌の電子顕微鏡画像(Photo: Elizabeth White / CDC)

 

 ニューヨーク、ニュージャージーなど六つの州でリステリアの16人が関わる集団感染が発生し、1人が死亡、13人が入院したことが分かった。米疾病対策センター(CDC)は9日、原因は肉とチーズである可能性が高いことを明らかにした。ニューヨーク・タイムズが伝えた。

 CDCによると、2021年4~2022年9月にかけて、ニューヨークで7人、メリーランドで3人、イリノイとマサチューセッツ両州で2人ずつ、ニュージャージー州とカリフォルニア州で1人の計16人が体調を悪化させた。リステリアは、発熱や嘔吐のほか、下痢などの症状を引き起こす。高齢者や妊婦が発症することが多いとされ、胎児に感染する可能性もあるという。妊婦は他の人に比べると、感染率は10倍に上る。

 ニューヨークの7人のうち、少なくとも5人は食料品店チェーン「NetCost Market(ネットコスト・マーケット)」で、スライスされた肉やチーズを買っていた。ただ、買い物をしていない人もいるため、保健当局は同店だけが発生源ではないとみている。保健当局がサンプリング結果を通知した後、同チェーンはブルックリンにあるデリを一時的に閉鎖。徹底的に清掃した後の検査でリステリアが確認されなかったため、営業を再開したという。

 


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