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共同通信
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【北京、上海共同】厳しい行動制限を強いる新型コロナ対策に反発する抗議活動が起きた北京や上海、湖北省武漢などで5日から、公共交通機関の利用時にPCR陰性証明の提示が不要になった。中国当局は「ゼロコロナ」政策への不満解消に向け各地で規制緩和を拡大。市民の間には感染への恐怖心も根強く、社会活動の正常化への課題となっている。
中国メディアによると、北京市当局は5日から、地下鉄やバスの利用時に課していた48時間以内のPCR陰性証明の提示義務を撤廃した。
上海市も5日から地下鉄や路線バスの利用のほか、公園など屋外の公共の場に立ち入る際に陰性証明の提示が不要になった。