園児バス死亡の法的責任認める

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共同通信

 静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で園児の河本千奈ちゃんが通園バスに取り残され熱中症で死亡した事件で、業務上過失致死の疑いで書類送検された増田立義前園長側が、事件発生から早い時期に自身の法的責任を認めると県に説明していたことが5日、関係者への取材で分かった。園側のこうした対応が事件から3カ月での書類送検につながった可能性がある。

 園は10月に県と市へ提出した改善報告書で、降車確認を怠ったことなど「全般にわたり前園長に法的責任があった」と認めた。同容疑で書類送検された当時のクラス担任の女性とクラス補助の女性についても「一定の責任がある」と報告した。