いがんで(歪んで)いる

こんにちは、御所丸です。日本がキッチリしすぎているのか、アメリカのいい加減さには驚くことが多いですよね。今回は、私が駐在時に経験した「いがんで(歪んで)いる」お話です。

 私の住んでいたアパートの電気スイッチは全てが斜めに壁に塗り込められていました。それも微妙ないがみかたではなく、誰がどう見ても明らかにいがんでいます。その結果、壁に時計や絵を飾ると、全てがどこかいがんでいるように見えました。

 また、クローゼットは吊りドア(天井側にレールがありドアが吊り下げられている)だったのですが、何かがいがんでいるため、ドアを閉めようとすると吊り下げる部品がレールから外れ、ドアの上の方が開いてしまいます。キッチリ閉めようとすればするほど閉まりません。違うアパートなのに、ご近所のIさんも同じような吊りドアで同じように嘆いていました。「このドア、閉まりませんよね?」「閉まりません。閉めようとしたら開いちゃうんですよ。仕方ないのでいつも半開きです。。。」

 同僚のMさんのアパートは電気スイッチは勿論のこと、床が大きくいがんでいて、ボールを置くと勢いよく転がります。Mさんの奥様は「ウチではカレーが出せません。大好きなのに。ルーがお皿から流れてしまうんです」と嘆いていました。その奥様が日本に一時帰国の折かかりつけの整体に行ったところ、先生が「首がいがんでいますが、どうかされました?」

 そのうち慣れて、何とかなってしまうのが恐ろしいところです。最近体調がすぐれない方、床は平らですか? ひょっとしたら身体がいがんでいるかも。。。お大事に!お元気で!

NYで住んでいた自宅アパートの電気スイッチ=2020年2月撮影



御所丸 富太
プロフィール:NYの奥深さをこよなく愛する京都生まれの元NY駐在員。趣味は料理、ギター演奏など。NYでの副業成功を夢見ている。