「戦闘終結を」希望の祈り

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共同通信
年末を迎えたウクライナの首都キーウの聖ミハイル黄金ドーム修道院で、涙を浮かべ祈りをささげる住民ら=31日(共同)

 【キーウ共同】ロシアによる侵攻で多くの人々が犠牲となったウクライナ。首都キーウ(キエフ)では花火など新年を祝うイベントが中止となり、静かな年越しだ。「2022年は困難な年だったが、新しい年には希望があると信じたい」。31日、市中心部の修道院で市民らが静かに祈り、ウクライナの勝利と早期の戦闘終結を願った。

 「ストレスや不安、複雑な気持ちが入り乱れた困難な1年だった」。聖ミハイル黄金ドーム修道院に夫と息子2人と共に礼拝に訪れたタマラさん(35)が振り返った。

 キーウでは夜間外出禁止令が出され、祝賀行事も取りやめになった。