EU、ユダヤ人入植者の暴力非難

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共同通信

 【ハワラ(ヨルダン川西岸北部)共同】イスラエル軍占領下のヨルダン川西岸でユダヤ人入植者らがパレスチナ人集落を襲撃した事件を受け、欧州連合(EU)や欧州約20カ国の外交官らが3日、現地を視察した。EUの駐パレスチナ代表フォンブルクスドルフ氏は「襲撃犯はきちんと裁かれるべきだ」と暴力行為を非難した。

 西岸北部ハワラや周辺の集落では2月26日、入植者数百人が数十軒の住宅や数十台の車に放火。鉄棒で住宅を破壊したり、投石したりした。パレスチナ人1人が銃で撃たれて死亡し、約100人が負傷した。住民は、軍が入植者の暴力を止めなかったと証言している。